当初は別の山を予定していたが、天候の影響で計画を変更。アクセスや天気、歩きごたえなどを考慮した結果、空木岳を目指すことになった。
空木岳は標高2,864m。登山口から山頂までの標準コースタイムは約12時間と、日帰りでも十分に歩き応えのある山である。
1日目
夜遅くに長野県へ向けて出発した。
翌朝に備えて車中で休憩を取りながら登山口へ向かう。
途中、「もう少し短いコースに変更する?」という話も出たが、せっかくここまで来たので予定どおり空木岳へ挑戦することにした。
長い林道歩きからスタート
早朝、駐車場を出発。
本来ならさらに上部まで車で入れるらしいが、林道は倒木や土砂崩れの影響で長期間通行止めとなっており、その分だけ往復で約2時間歩く必要があった。
歩き始めは急登が続き、暑さもあってかなり体力を消耗する。
しかし林道を越え、本格的な登山道に入ると木陰が多くなり、涼しい風が吹き抜ける快適な登山となった。
クマよけの鈴の音があちこちから聞こえ、この山域ならではの雰囲気を感じる。
途中には「大地獄」「小地獄」と呼ばれる鎖場もあるが、慎重に歩けば特に危険を感じることはなかった。

標高を上げるにつれ森林帯を抜け、視界が一気に開ける。

青空の下に広がる中央アルプスの景色は見事だった。

歩き続けること約5時間半。
午前11時ごろ、空木岳山頂へ到着した。
標高2,864mの山頂では、雄大な景色を眺めながらゆっくり休憩。
疲れもあって、しばらく横になって空を眺める時間がとても心地よかった。
山頂で記念撮影を済ませ、下山を開始する。

登りとは違い、下山は同じ景色が続く長い道のりだった。
途中では急いで歩かなければならない場面もあり、思わぬスピードで山道を駆け下りることになった。
長時間歩き続けた一日だったが、全員無事に下山。
実際の行動時間は約10時間となり、予定よりも早く歩き切ることができた。
下山後は温泉へ。
一日中歩いた後の温泉は格別で、疲れが一気に抜けていくようだった。
その後はゲストハウスへ移動。
ちょうど地域のお祭りが開催されており、商店街は多くの人でにぎわっていた。

2日目
最終日は観光を楽しんだ。
まず訪れたのは天竜峡。
前日の疲れで足は重かったものの、美しい渓谷の景色を楽しむことができた。
続いて浜松城へ。
歴史ある城を見学しながら、城下町の雰囲気を味わった。
最後は静岡県で人気のハンバーグ店へ。
名物のハンバーグは期待以上のおいしさで、遠征の締めくくりにぴったりの食事となった。
その後、大阪へ向けて帰路についた。
最後に
今回の空木岳は、歩行時間こそ長かったものの、危険箇所は比較的少なく、天候にも恵まれた充実した山行となった。
林道の通行止めによって距離は延びていたが、その分、人の少ない静かな山歩きを楽しめた。
また、下山後の温泉や宿での時間、地域のお祭りや観光も含め、登山だけではない旅の魅力を味わうことができた。
長い一日ではあったが、それだけ達成感も大きい遠征だった。
