6/29 13:30(屋久島到着から 0 時間) ドライブ
今回は宿を取らず車中泊する計画にしたため、カーシェアで 7 人乗りのミニバン(ホンダ・フリード)を確保した。早速空港周辺の喫茶店で昼飯を食べ、島を反時計回りで一周することに。西部林道では猿と屋久鹿が仲良く過ごす姿を見ることができ、大川の滝ではその迫力に圧巻された。

16:30(屋久島到着から 3 時間) 海中温泉
平内海中温泉を再訪。日曜だからか地元の親子が訪れており、小学生低学年くらいの子どもが全裸で海水浴してて異文化を感じた。現地の老人にハーフか?と話しかけられ、否定したのだがあまり信じてもらえなかった気がする。彼は独り身のため金銭に執着せず、早期退職して海外放浪の末に最期の十年を過ごすために屋久島の温泉近くに終の棲家としたものの、温泉効果か健康になってしまい、屋久島二十三年目だとのことだった。人生二十二年目なので憧れるものがあった。
19:00(屋久島到着から 5 時間半) 夕食
宮之浦の「お食事処 樹」を再訪。夜でも豪華な定食を食べることができるおすすめの店だが、電話予約しておかないとすぐに満席になってしまうので注意だ。

20:30(屋久島到着から 7 時間) ウミガメ
6 月はウミガメの産卵期らしく、いなか浜という砂浜では夜間の立ち入りが禁止される。しかし観測ツアーに参加すれば特別に観覧できるため、当日申し込みで参加した。かなり組織的にウミガメの調査を行っているようで、ガイドの西田さん(海中温泉でもすこし話した)が無線で仲間と連絡を取りながら観測に適した産卵中のウミガメへと案内してくれた。1m 以上の巨体を揺らして砂を飛ばし、産んだ卵を力強く埋める姿に感動した。

6/30 0:00(屋久島到着から 10 時間半) 仮眠
ツアーが終わった後安房の駐車場まで移動して、帰りの飛行機を予約する。当日割引なのでこの時間まで起きておかないと確実に予約できないのだ。登山に備えて仮眠を取りたいところだが、深夜でも暑かったので標高の高くて涼しい淀川登山口まで山道を飛ばし 45分かけ移動。車の後席を倒してベッドのように変形して、3人で並んで仮眠を取った。少し窮屈ながら座席が柔らかいためハイエースより快適に感じた。

4:00(屋久島到着から 14 時間半) 登山
3 時に起きるつもりが目覚ましに誰も反応せず、1 時間寝坊。計画に余裕をもっていたのでまあいけるだろうと思い登山開始。早朝の高地は涼しく、日が昇ってからは幻想的な日本最南端の湿原や屋久猿や鹿といった野生動物を眺め、飽きることなく3時間ほどで宮之浦岳山頂へ到達した。水平線が高く広範囲に見え、周囲のモッチョム岳のような山々も見渡せ、他に類を見ない素晴らしい景色だった。結局コースタイム 8 時間のところ 6 時間で日帰りできた。


11:00(屋久島到着から 21 時間半) 疲労困憊
下山して温泉に入ろうとするも淀川登山口には電波がないので探せない。下山後なんとか辿り着いた楠川温泉では臨時休業の看板を見て、絶望。諦めずに空港近くのホテルの日帰り入浴に行くと 15 時からだと断られてしまった、連敗。飛行機まであと 2 時間ほどなのにあと 30 分運転し、月曜に唯一営業してそうな平内温泉に行く気力は残っておらず、ついに風呂キャンセル遠征になってしまった。ここまで順調だったのでかなり悲しかった。
14:00(屋久島到着から 24 時間半)
一足先に空港へ向かった1回生とは別行動し、後輩とクリスタル岬を見に行ったが、道のりがサンダルには険しすぎたのと気温が高すぎて一瞬で撤退。着替えだけ済ませてコスモスで少し買い物をし、車を返して空港の食堂で飯を食いながら飛行機を待った。眠すぎて帰りの飛行機では離陸前に意識を失い、あっというまに伊丹に送還されてしまった。預け荷物を回収して解散。後輩二人はこれからバイトに行った。タフで羨ましい。
反省
・ウミガメツアーは 23 時までかかる。移動も大変なので登山とのコンボは体力いる
・寝坊
・カーシェアの距離料金が 4820 円した。屋久島は意外と広いのでレンタカーが安い?
・温泉探しに全力を尽くす。臨時休業引きがちなので候補少ないときは電話する?