槍ヶ岳【2025.7.11-13】

登山

1日目

初日は昼頃に集合して高山へ出発。道中はテスト前の勉強組と、それを妨害する組とでいつも通りの賑やかさ。

買い出しをして王将で腹ごしらえしたあとは、旅館の離れにある一棟貸しの宿へ。温泉も卓球台もあって最高の環境。お風呂に入って翌日の夕飯準備をしつつ、卓球大会が始まった。

2日目

朝は卓球台を囲んで朝食。新穂高温泉に着くと、登山者用駐車場が満車という悲報。開いている駐車場はあるのに使えないという面倒さで、登山口まで歩いて1時間の場所へ停めることに。

ここで車移動のメンバーを決めるじゃんけん大会が勃発した。その一方で、もっと深刻なのが「槍ヶ岳山荘のテント場が埋まるかもしれない」という問題。休日は昼頃に埋まりがちで、もし溢れたら“殺生ヒュッテ”まで下って登り返し…。さすがに避けたいので、部員2人が先にテン場確保へ向かった。

白出沢までは穏やかな林道歩き。槍平小屋で水を補給し、樹林帯を抜けると青空と緑が広がる夏山らしい景色。それでも飛騨沢の急登はかなり堪えるもので、ザレた道を黙々と登りながら、それぞれ自分のペースで山頂を目指しました。

13時、ようやくテン場に到着。先発組のおかげでテント3張を無事確保。ほっとしすぎてマットを敷いた瞬間に倒れ込んだ。

全員が揃ったところで槍の穂先へ。はしごは少し緊張したものの、一歩ずつ登れば問題なし。山頂は10数人でいっぱいになる小さな岩場で、眺めは最高。

夕食の生姜たっぷりカレーが体に沁みるうまさ。背負ってきた“生ジョッキ缶”で乾杯しようとしたら、標高3000mで大爆発してビールかけ状態になるハプニングも。残りの缶は爆発回避のため再び背負って下山することに…。

夜は強風でテントが揺れ、なかなか眠れず。翌朝は期待していなかったのに、外へ出ると美しい朝焼けと雲海。穂先の横から昇る朝日は思わず見入るほどの光景でした。

3日目

テントを畳んで5時半ごろ出発。私は花を眺めながらのんびり下山。10時半に無事登山口へ。

温泉で汗を流し、うなぎ屋さんへ。1000円台なのにしっかり美味しく、待ち時間の長さも許せる満足度。その後は高山市内を少し散策し、どぶろくや団子を楽しんで帰路に。

山行そのものはしんどさも含めて楽しく、ほかの部員も「思った以上に寒くてきつかったけど楽しかった」と笑っていて、やっぱりみんなで行く山はいいなと感じました。