四国・剣山遠征【2024.9.2-9.4】

登山

経緯

 台風は当初8月下旬に来るという予報だったが,台風のスピードが遅く,運悪く富士山に登るときにバッティングしてしまった。自分はPLとして5月から準備し,瀬川と元紀は1年前のリベンジと意気込んでいただけに,山小屋などをキャンセルするときはとても悔しかった。そして,台風で中止になった富士山遠征の代わりにどこかに行こうという話になり,台風の影響ができるだけ少なく,安全を考慮し徳島県にある剣山に決定した。

9.2

 今回の車は,6人でキャンプをするということなのでハイエースを選択した。乗り心地はいつも通りの悪さ。これで静岡まで行くと考えるときつかったかもしれない。ハイエースにのるとノアやフィットの乗り心地の良さを毎度毎度痛感する。しかし,積載量はさすがハイエース,適当に荷物を放り込んでも収まりきらないということはなかった。
神戸から車を走らせること約1時間半,大鳴門橋の中になる大鳴門橋遊歩道や徳島で有名な道の駅に行った。道の駅くるくるなるとでは,特大サイズの海鮮丼を皆で分け合い食べた。海鮮丼と聞いたとき,北岳遠征で苦しめられた思い出あるので,食べきれるか不安だったが,6人が食べるにはちょうどよく,おいしくいただくことができた。
 昼食を済ませた後,お土産を見て,宿に向けて出発。途中で,翔太朗がスクラッチを買い,なぜそこでと最初は思ったが,見事2000円のあたりを引き,1200円の勝ち。宿までの道は,国道とはいうものの大部分は道が狭く,ハイエースということもあり,行き違いなどは苦労した。今回予約した宿は剣山登山口の正面の民宿。1泊2食付きで7000円。食事をつけると3000円くらい高くなるが近くに飲食店がないので1泊2食付きを選択。宿自体は雰囲気がおばあちゃんの家のようで懐かしい気分になった。部屋に入ると布団も用意されており,北岳遠征のようなぺらぺらの布団ではなかったので,寝心地はよかった。ただ,山の中ということもあり,ハエなどの虫は結構いて虫が苦手な人には厳しいかもしれない。夕食は,焼き魚や煮物といったザ・和食という感じであった。肉が全然なかったが,最近野菜ジュースしか飲んでない自分にとっては新鮮な気分になった。

9.3

 朝7時に朝ご飯を食べ,8時に宿を出発した。朝ご飯は,夕食同様和食だった。毎朝パン一枚しか食べていないので,正直おなかいっぱいになってしまった。登山道は,傾斜も高くなく非常に登りやすかった。そのせいで,先頭の翔太朗が,調子に乗って猛スピードで進み初めて遠征に参加する1回生がいるのにもかかわらず女子二人を置いてきてしまった。大会なら大幅減点である。天候に関しては,最初はあまりよくなく,小雨も降っていたが,だんだんと天気が良くなり,景色も存分に楽しむことができた。ただ,次郎岌の頂上付近を歩いていると,羽の生えたアリのような虫がそこら中に飛んでいて,頂上の看板にもたくさんくっついていたので,次郎岌からの景色はあまり見ていない。登山開始から約2時間半,剣山頂上に到着。そして,登山開始から約3時間半で帰ってくることができた。登山自体は,物足りない感じがしたが,景色が良かったので満足である。
 登山した後は,観光地の奥祖谷二重かずら橋へと向かい,そのあと,温泉へと向かった。露天風呂は1900円と高かったので,展望風呂だけ選択して入ったが,ホテル自体がとてもきれいで風呂も高級感があり,風呂の中からは,山々を見ることができ,十分だった。2日目はキャンプなので,途中で買い出しをし,18時にキャンプ場に到着。そこでは,焚火をしたり,花火をしたりして,久しぶりのキャンプを楽しんだ。キャンプ場で調理をするとき,ガスを2つ持ってきていたがそのうち1つの上につける留め具がうまくはまらなかったため結局,鍋はガス,フライパンは焚火で調理をした。しかし,焚火で調理したフライパンは煤まみれになっていて,翌日洗うのに苦労した。テントの中に入ると,案の定蒸し暑く,翔太朗と僕は服とズボンを脱ぎ下着姿で寝た。

9.4

 朝7時くらいに汗をべっとりとかいた状態で,起床した。テントの外に出ると,元紀がハイエースの横に座っていた。話を聞くと,テントの中で寝えることができず,結局ハイエースでエアコンをかけたまま車中泊をしたらしい。そのせいでバッテリーが上がってしまい,エンジンがかからなくなってしまった。ということで,レンタカーの保険会社に連絡をして,直してもらうことになった。朝に連絡したのにも関わらず,1時間くらいで来てくれた。直しに来てくれたおじさんは,バッテリーが入っている助手席のシートを開け,2つの電極がついている装置を使って一瞬で直してくれた。
 朝飯を食べた後,香川で有名な観光地である天空の鳥居へと向かった。頂上へと向かう道は通行止めとなっているので,下に車を停め,山の上まで登った。登山道は割と急で暑かったので,汗を大量にたらしながら30分くらいで頂上に到着した。そのあと,瀬川激押しのうどん屋に行き,最後に大塚国際美術館へと向かった。正直,閉館まで2時間くらい見て回ったが作品数が多く,時間が足りないと感じたほどだった。そして,六甲道に19時くらいに到着し解散。

反省点

・夏キャンプは暑いので注意
・車中泊をするときには車のバッテリーに気を付ける
・焚火で調理をしない
・焚火シートがあればよい